スコアの算出方法・データ出典
Scolea のスコアは、政府機関が公開するオープンデータだけを使い、6つの軸を 0〜100 点に正規化して加重平均した総合点です。不動産広告や口コミは使いません。だれが調べても同じ基準で比べられる、中立的な参考指標を目指しています。
6つの評価軸と配点
地震への強さ
配点 20「今後30年以内に震度6弱以上となる確率」を地点ごとに取得。確率が低いほど高得点になるよう変換します(確率が高い地域ほどスコアは下がります)。
出典:防災科学技術研究所 J-SHIS
水害への強さ
配点 20洪水浸水想定区域(想定最大規模)の想定浸水深(m)を取得。浸水深が0mなら満点、深くなるほどスコアが下がります。浸水域は床上浸水を楽観評価しない設計です。
出典:国土地理院 重ねるハザードマップ
人口のいきおい
配点 20人口の増減率(時系列)を取得。横ばいを中位、増加で加点・減少で減点します。人が集まる街か、減っている街かの目安です。
出典:総務省 統計ダッシュボード(国勢調査)
空き家の少なさ
配点 15空き家率(%)を取得。空き家率が低いほど高得点。小規模町村など調査対象外の場合は「対象外」とし、総合点の計算から除外します。
出典:総務省 社会・人口統計体系(住宅・土地統計)
医療の充実
配点 15人口10万人あたりの医療施設数(病院+一般診療所)を取得。多いほど高得点になるよう変換します。
出典:総務省 社会・人口統計体系
自治体の財政
配点 10財政力指数を取得(1.0で地方交付税の不交付=健全の目安)。高いほど高得点。東京特別区など財政調整制度で指数が存在しない自治体は「対象外」とし、総合点から除外します。
出典:総務省 社会・人口統計体系(財政力指数)
※ 配点の合計は 100(地震20・水害20・人口20・空き家15・医療15・財政10)。防災(地震+水害)と暮らし(人口・空き家・医療・財政)の両面をバランスよく見ています。
総合点と欠損軸の扱い
総合点は、各軸のスコアを配点で重み付けした加重平均です。データが存在しない軸(例:住宅・土地統計の対象外、特別区で財政力指数が存在しない等)は「対象外」として総合点の計算から除外し、残りの軸で重みを再正規化します。これにより、データの有無によって不当に高く/低く出ることを防いでいます。各市区町村ページには、総合点の算出に使った有効軸の数も表示されます。
ただし、利用できる軸が2つ以下の市区町村(多くは小規模な町村で、空き家・医療・財政などの統計が公開されていない場合)は、少ない軸だけで総合点が高く出やすく信頼性が低いため、ページに注意書きを表示し、全国・都道府県のランキングや平均の集計からは除外しています。
ランクの基準
人口が急減した市区町村の扱い
大規模災害による避難(地震・津波・原子力災害・水害など)や急速な過疎化があった市区町村では、人口が短期間に大きく動き、「人口のいきおい」をはじめとする指標が実態を反映しなくなることがあります。Scolea ではこれを次の機械的な基準で抽出し、扱いを分けています。
抽出条件:国勢調査(5年ごと)の人口時系列で、2000年以降のいずれかの5年間に人口が18%以上減少した市区町村。 通常の過疎は5年で数%〜十数%であり、18%超の急減は災害や急激な人口流出以外ではほとんど起こりません。
(※市町村合併による人口の急増や、行政区域の再編による見かけ上の減少は対象から除いています。)
加えて、原子力災害により避難指示の対象となり、ほぼ全町が避難した市町村(富岡町・大熊町・双葉町・浪江町)は、人口統計が欠損し上記の急減検出では拾えないため、明示的に同じ扱い(注意書き・ランキング除外)としています。
該当した市区町村では、ページ上部に注意書きを表示し、総合スコアを参考値として扱います。また公平性確保のため、全国・都道府県のランキングや平均スコアの集計からは除外しています(ページ自体は閲覧できます)。 なお国勢調査にもとづくため、直近の災害(例:2024年の能登半島地震)は次回調査の公表まで反映されません。
地図の「地震リスク」判定(低・注意・高)の基準
各市区町村ページの地図では、代表地点の「今後30年以内に震度6弱以上となる確率」(防災科学技術研究所 J-SHIS)にもとづき、地震リスクを低・注意・高の3段階で表示します。区分の境界は、地震調査研究推進本部「全国地震動予測地図」の公式の確率区分に準拠しています。
※ 確率と平均発生間隔(再現期間 T)は P = 1 − exp(−30/T) の関係にあります。26%/30年 ≒ 100年に1回、6%/30年 ≒ 500年に1回、3% ≒ 1,000年に1回 に相当します。 公式の凡例は5段階(0.1%未満/0.1〜3%/3〜6%/6〜26%/26%以上)ですが、本サービスでは見やすさのため3段階に集約しています(境界の数値は公式どおり)。 なお地図の色は全国基準のため、26%以上はすべて最も濃い赤になります(同じ赤でも29%の地点と90%の地点があり得ます)。正確な値は数値表示をご確認ください。
留意点
- スコアは公開データを再集計・正規化した参考指標であり、特定地域の安全性・資産価値を保証するものではありません。
- 同一市区町村でも地点(番地)により災害リスクは大きく異なります。災害リスクの最終確認は、必ず各自治体の公式ハザードマップをご参照ください。
- データは掲載時点のものです。最新値は各公表機関のサイトでご確認ください。スコアの計算方針は改善のため予告なく変更される場合があります。